食にスポットを当てた「井手町特産品開発ワークショップ」が、町役場会議室で行われた。参加者は試作品を持ち寄り、コンサルタントから丁寧なアドバイスを受けた。
新商品開発や既存商品の改善を促進し、新庁舎に併設される道の駅での販売や、ふるさと納税の返礼品登録、ひいては総合的な地域の活性化につながることを目指して、町が企画した。応募は、6事業者1個人。終了までに、試作品の完成度を上げるだけでなく販売計画立案にもこぎ着ける。
2回目(全4回)の先月24日には、スイーツチームと総菜チームに分かれ、各自持ち寄った試作品を試食した。このうちスイーツチームでは、コンサルティング会社洋菓子部門のシェフパティシエがテーブルに交じり、試作焼き菓子の食感や改良法、賞味期限と素材・製造法との関係など、一つひとつ丁寧に質問に答えた。
今後、来年1月の第3回までに試作品完成とレシピの確定を目指し、2月ごろまでに、「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」=南山城村=で来訪者に提供し反応を確かめる。2月下旬の第4回には、最終的な試作品の発表と商品化に向けた打ち合わせにこぎ着けたい考えだ。