校歌、町民らで録音会/来春開校の井手やまぶき支援学校

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4月に開校する府立井手やまぶき支援学校(丸岡惠真校長)の校歌が完成し、12日、井手町のコーラスグループや小学生らが歌唱する録音会が開かれた。「地域と共に歩む」という学校の理念から企画された。
校歌の作曲はシンガーソングライターのつじあやのさん。つじさんは「みなさんの学校生活がわくわく、キラキラしたときになりますように。そんな思いを込めて、作曲をさせていただきました」とメッセージを寄せた。
作詞は丸岡校長。3番まであり、学校教育目標の「みがく」「むすぶ」「きりひらく」と、それぞれ対応している。
録音には、コーラスグループの「テイネやまぶき」「エコーたちばな」と、井手町まなび教室「きらきらランド」ミュージックタイムの小学生が歌唱。「テイネやまぶき」の福田博子さんは「(歌詞に)井手町の情景がたくさん歌われていることをうれしく思う」と。「きらきらランド」の大本凪紗さん、山口真央さんは「井手町に新しい学校ができてうれしい」と挨拶した。
また、歌唱指導と指揮者を担当した笠原かおるさんは、「初めて耳にしたとき、ポップなメロディーと歌詞から、美しい豊かな自然に囲まれた井手の町で子供たちがのびのびと学校生活を送ってほしいという思いが伝わり、感動した」と期待を寄せた。
録音に当たっては、練習で笠原さんが、歌詞を意識し、弾むところ、滑らかなところを歌い分けるようにアドバイス。本番は数回の取り直しでOKが出て、拍手喝采で終えた。
この日撮影した動画や録音音源は開校行事やホームページなどで活用し、転入学する児童生徒や、保護者らに広く知ってもらう。江口直美副校長は「児童生徒は3学期に校歌の練習をし、知って歌えるようになり転入学する。見通しを持ちにくい子供たちにとって、少しでも手掛かりとなり、スムーズな移行となるようにしていきたい」とコメントした。
同校の通学区域は、京田辺市・木津川市(一部)・宇治田原町・井手町。開校時は、現在南山城支援学校=精華町=に通う当該区域の児童生徒・約150人が、転入してくる。

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