好天の中、恒例の新春初登り/京田辺・甘南備山
甘南備山の頂きで1年の始まりに思いを新たにした参加者たち

見晴らしがよい地元のシンボルで爽やかな空気を胸いっぱい吸い込もう。
第58回「新春甘南備山初登り」は3日朝に京田辺市薪の甘南備山で行われ、地元ファミリーなど約450人がハツラツと白い息を弾ませた。
市文化協会(潮義行会長)主催で、市と市教委が後援。
子供や高齢者にとっても程よいウオーキングコースを老若男女が行く正月の恒例イベント。
三が日も、この日ばかりは―と、おせちやお雑煮の祝い膳、祝い酒をひと休みし、軽やかな足取りで山道を進んだ家族連れなどが、自然のエネルギーを胸いっぱいに吸い込み、英気を養った。
好天にも恵まれ、受付でミカンをもらった親子らは、山道と頂きから京田辺市をはじめ京都市内までも一望することができる景色を満喫。
神社のある山頂では、潮会長をはじめ上村崇市長、松村博司市議会議長が新年の挨拶を述べた。
上村市長は「文化の基本は、人との対話。対話の中から多くの文化が生まれる。この1年間、いろんなところで花開いてほしい」とコロナ沈滞からの前進を願った。
市音楽連盟の山際雅詩会長が歌唱指導し、感染防止に配慮しながら「きよくながれる木津川の~」で始まる「京田辺市の歌」に声を合わせた。