宇治市五ケ庄の小中一貫校・宇治黄檗学園(市橋公也校長)で8日、育友会と教育後援会の共催で左義長が開かれた。
コロナ禍のため2年ぶりの開催。例年、ぜんざいや餅、焼き芋の振る舞いがあるが、感染予防の点から取り止めとした。
午前10時、育友会の笹田宏善会長による開会挨拶の後、市橋校長が「左義長は正月15日の夜に行った火祭りが起源で、平安時代に著された徒然草にも見られます」と説明。児童生徒らの願いを託すと共に、コロナ収束を祈った。
メイングラウンド中央には、新年の書初めや各家庭からのしめ縄などが準備された。代表児童が「英検合格目指してがんばります」などと決意表明した後、トーチを持って点火。メラメラと一気に高く炎が燃え盛り「熱い!」「(舞い上がった紙片が)凧みたい」などと歓声が上がった。
教育後援会の嶌繁行会長らは「やっぱりこれがないと正月が来た感じがしませんね。子供たちの思い出にもなるし…」と話していた。