市街地でも雪が舞った「大寒」の20日、宇治市役所庁舎1階にある総合案内受付に、市民へ「尽くす」に掛けた「ツクシ」の盆栽が今年も届けられた。【写真】
贈り主は、宇治野神に住む会社役員の柴田雅道さん(79)で、今回が43回目。木津川べりで摘んだ約20本のツクシをメインにし、伸びやかな緑色のスイセン、ロータス、トサミズキなどが周りを彩る。
3つの鉢の真ん中に金色の扇を掲げ、輝く朝日を表現。さらに、柴田さんが知人に依頼して作ってもらったという干支の「寅」を模したぬいぐるみが登場。優しい表情ながら、コロナ禍で萎縮しがちな日々の生活に「喝」を与えているようにも思われる。
柴田さんは「緑豊かな里山をイメージして作りました。さりげなく昔の徳利も置いてありますので、見た人がほっこりした気分になってくだされば」と話していた。盆栽は今月末まで見られる。