女性を対象にした、老後の資金や年金などを学ぶセミナーが20日、久御山町役場コンベンションホールで開かれた。府が開設する女性のための就業支援施設「マザーズジョブカフェ」と久御山町共催の、「セカンドライフとお金の話~人生100年世代を乗り切るために~」。
講師はキャリアコンサルタント・社会保険労務士の吉見玲子さん。
吉見さんはまず、総務省が算出した、高齢世帯の家計収支を紹介しながら、老後の資金を具体的に算出。夫婦が90歳まで生きるとしたら、65歳からの26年間で、普通の生活の場合は約1000万円、病気など想定外の出費や旅行などゆとりのある生活を想定した場合は約3100万円不足することなどを示した。
働き方のトピックでは、いわゆる「103万円の壁」「130万円の壁」「150万円の壁」をつまびらかにした。
また、今年10月から、パートタイマーなど短時間労働者の健康保険・厚生年金保険の適用がさらに拡大されることや、産休・育休などについても説明。税・社会保障と年収・働き方の関係などを、データを基に詳しく説き明かした。