城陽市東部コミュニティセンター運営委員会(中井薫会長)は今月『やさしい仏像作り教室』を東部コミセンで開講している。
仏像彫刻の楽しさを体験してもらおう、と昨年度に初めて企画。「敷居が高いと思われている仏像彫刻の楽しさを少しでも多くの人に知ってもらいたい」との思いで、楠田敏之氏がボランティア精神で講師を引き受けた。
時間不足だった昨年度の反省を踏まえ、今年度は全6回(昨年度5回)、1回2時間30分(同2時間)に拡大した結果、日曜日だけの開催が困難となり、平日を含む日程を編成した。それにも関わらず、定員7人に対して、25人が応募する人気ぶり。同運営委では来年度以降も継続する方向で調整している。
素材は神社・仏閣で使用される木曽檜(キソヒノキ)を楠田氏が用意。受講生らは高さ10㌢程度の地蔵菩薩坐像の製作に挑戦した。
13日には耳、腕の形を作るため、鉛筆で下書きした上で、慎重に彫刻刀を動かした。受講生らは「なかなか大胆にいけない」、「彫り過ぎそうで怖い」などと感想。楠田氏は「万一、欠けてもボンドをつけて一晩輪ゴムで止めておけば、まったく分からないようにひっつく」と素材の特徴を紹介し、大胆さを求めた。