宇治川両岸に桜を植える「宇治川サクラプロジェクト」の第9期植樹と土かけ式が7日、曹洞宗仏徳山・興聖寺の山門前で行われた。感染症予防のため、今年も一般市民が参加するワークショップ形式は取り止め、関係者だけで執り行った。
プロジェクトは宇治市観光協会と宇治観光まちづくり㈱の主催で、2013年度から実施。宇治川改修で伐採された桜の景観を市民協働で守り育てようと始めた。宇治橋上流の重要文化的エリア内について、各期ごとに異なる場所を選び植樹している。
これまで、エドヒガン、ソメイヨシノ、オオシマザクラなど61本を植樹。今年は、興聖寺の山門前に計3本のジンダイアケボノを植え、合計64本となった。
式の冒頭、松村淳子市長が「新型コロナウイルス感染症が収まった時に、多くの観光客が訪れて、中宇治地域を楽しんでいただけるようなまちを皆さんと一緒に作っていけたら」と挨拶した。
続いて松村市長、市観光協会の中村藤吉会長、商議所の山仲修矢会頭、平等院の宮城俊作住職、興聖寺の嶽盛博文鑑寺(かんす)がスコップを持ち、ジンダイアケボノの木に土をかけた。