宇治市菟道滋賀谷の西国十番札所・三室戸寺(伊丹光恭住職)で、華麗なシダレ梅を集めた梅園の公開が始まった。27日(日)まで。
同寺はアジサイやツツジなど四季折々の花が境内を彩る「花の寺」で知られる。観光客が少ない春先に新たな見どころを造ろうと一昨年に工事開始。昨春からオープン予定だったが、新型コロナ禍により1年延期となった。
駐車場から見える高台の斜面、約7000平方㍍の敷地に、赤~桃色のクレハシダレや白のリョクガクシダレなど250本を整備。美しい花々が春の色づきを見せており、訪れた人たちが盛んにカメラを向けていた。
伊丹住職は「各地のシダレザクラは有名だが、シダレ梅は数少ないと思います。寒さの影響で、今は五分咲きくらい。20、21日の連休あたりが見頃になるでしょう」と話した。
同寺のホームページで、開花状況を確認できる。なお、急な坂のため、車いすやバギーでの入場はできないので注意。