城陽市の今池子ども食堂「ゴリゴリ」(岡田実代表)などが初めて取り組む電気自動車無料試乗会が30日、府立木津川運動公園「城陽五里五里の丘」とJR長池駅間を往復する約2㌔コースで行われた。参加した親子らは、静かにゆっくりと走る電気自動車の安全性を体感。同公園は現在、南側区域だけの供用だが、新名神ルートを挟んで北側区域が整備された折には、長池駅からの新交通手段や公園内での利用に期待を膨らませた。
「子育て日本一」を掲げる京都府の地域交響プロジェクト交付金事業を受けて開催したもので、静岡県浜松市のヤマハ本社から公道仕様の7人乗り電気自動車が来場。研修を終えたスタッフらが運転し、地球や人にやさしいエコカーの乗り心地を体験した。
企画したのは「ゴリゴリ」と古川校区の「パパズ&ママズ」の2つの子ども食堂。会場には「ゴリゴリ」の岡田代表の配慮で、軽トラックに満載の地場野菜(キャベツ・ホウレンソウ・ブロッコリー・ネギ・生シイタケ・タケノコ・コメ2㌔入り袋)が持ち寄られ、試乗後アンケートに答えた親子らにプレゼントされた。
開会式には、来賓として園崎弘道府議(自民)や元太陽エネルギー学会の石原好之・同志社大名誉教授らが顔を揃え、この取り組みに賛同する市民団体関係者らが運営を支えた。
注目を集めた電気自動車は午前10時発の第1便を皮切りに、午後3時30分発の第10便まで30分ごとに府立木津川運動公園前をスタート。JR長池駅前ロータリーを往復するコースで運行された。
第1便に乗車した親子らは「とても楽しかった」「静かでベルトがなくても怖さはなかった」と感想を述べていた。