宇治田原町立維孝館中学校(池尻一広校長)で13日、1年生67人を対象にした「制服着こなしセミナー」が開かれた。制服製作会社の社員が来校し、制服の正しい着こなしをレクチャーした。
身なりを整えて他人からの印象を良くし、円滑な人間関係を築いてもらおうと、入学間もない1年生を対象に毎年実施している。同校の制服を手掛ける菅公学生服㈱の担当社員、早野拓人さんが講師を務めた。
早野さんは、制服の役割について▽所属を識別する▽気持ちを切り替える▽安全性が保たれる…の3点を説明。学校の制服は、社会的な意味を含んだ「オフィシャルウェア」であり、ルールに従って着ることが大切…と訴えた。
また、見方によって全く別の物に見える絵を例に「一度思い込むと、違う見方をするのが難しい」と話し、人に与える「第一印象」の大切さを強調。襟元のVゾーンを整える、上着のポケットに物を入れすぎない…など、美しく見えるコツを伝えた。
早野さんは「面接では、皆さんが自己紹介をする前に、外見で第一印象が決まっている可能性が高い。制服をきちんと着て、笑顔で挨拶。今日から心掛けてみて」と話した。