実験イベント「焚き火とワイン」賑わう/久御山中央公園
焚き火を囲んで会話を楽しむ人々

久御山中央公園の再整備後の活用方法を探る実験イベント「くみやま・まちのがっこう・2022~withコロナ社会での食と遊びの実験~『焚き火とワイン』」が28日、同公園で開かれた。町内外から約800人が訪れ、普段とは違うゆったりとしたムードに包まれた中央公園を満喫した。

芝生広場はドリンクなどを買い求める人々で賑わった

同公園を楽しく生まれ変わらせようと集まった住民主体の運営組織「KUMIDAN(くみだん)」の主催。町建設課が共催。同公園とクロスピアくみやまを結びつけ、まちに魅力と賑わいを生み出す町の事業「まちのにわ構想」の実現に向けた実証実験イベント。
この日、芝生広場には飲食や物販・ワークショップのブースが並び、ワインやつまみ、から揚げ、串焼きなどを買い求める人で賑わった。マシュマロを焼いて食べる子供たちの姿も見られた。

フラダンスと癒しの音楽を披露するLeo&kanae

また円形ステージでの音楽演奏には、ゆかりん(ウクレレ・よし笛)、うちちゅーめ(ギターと三味線のユニット)、Leo&kanae(ギター&フラダンス・カボン)が出演し、癒しの音楽を届けた。
午後3時の開始当初は30度近くあった気温も、夕暮れが近づくにつれて下がり始め、清々しい空気に包まれていった。大人や子供たちは、ステージの中心とその周囲4カ所に設けられたスウェーデン式の焚き火を囲み、酒やジュースを飲みながら会話を楽しんでいた。
KUMIDANの平野典子さんは「地元でこんなことあったなと、子供の頃の楽しい記憶を大人になった時に思い出して、次の世代に受け継いでほしい」と、持続可能なイベントになることを期待。また「知らない人とも知り合えるきっかけになれば。顔見知りになれば、防災・防犯にもつながる」と、人とのつながりを生む公園になることを願っていた。
会場に訪れた40代の女性は「とてもいい雰囲気です。この時期の焚き火も、なかなかいいですね」と笑顔。50代の男性は「近所の公園に人が集まってお酒を飲む。そんな機会、なかなかない。知らない人との交流も楽しい」と満足気だった。
今後、7月24日(日)には「公園でBBQ」を予定している。