宇治橋通商店街振興組合(佐脇至理事長)主催のスマイルサタデー「クラフトビール夜市」は6日、3年ぶりに復活!―府内外の11醸造所がブースを開いて、この日を待ちわびた愛飲家たちが個性あふれる味を堪能した。
6回目の開催は、府・市が主催する「京の七夕inUji」とコラボしてにぎわいを創出。
浴衣姿の風情が行き交い、1杯ワンコイン500円のエールや、フルーティー、深いモルトの味わいなどを飲み比べる3種セットなどが次々と注がれ、界隈の大人たちは惚れ抜くアワアワに酔いしれた。
クラフトビール夜市ではほかに、京都文教大学活性化隊Canvasの子供ブース、グルメ屋台、音楽ステージが彩りを添えた。
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■「闘魂三銃士」蝶野正洋さん来場
この中、ダイソー宇治橋通り店前では、ケンカキックやSTF(ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック)などキメ技もファンの瞼に焼き付き、「引退(状態)」とも明かす現役プロレスラーの蝶野正洋さん(58)をゲストに招いたトークショーとじゃんけん大会に注目が集まった。
ダイソーで1000円以上購入した人はサイン色紙が景品のじゃんけんの権利を得、ぎらぎらと陽光が差す玄関ステージでは、はじめに佐脇理事長が登場した。
燃える闘魂よろしく「元気があれば何でもできる。3年ぶりにビール夜市ができました」と力強く宣言し、みな汗だくな中を潤すクラフトビールで「乾杯」を発声した。
入場テーマ「CRASH」が鳴り響き、いよいよ…と思いきや、この日朝から1日店長を務めたものまねタレントの蛾野(がの)正洋さんが現れ、しっかりと笑いを取った。
再び「CRASH」が流れ、姿を見せた蝶野さんは滑らかにMCと対談。
90年代以降、ムーブメントを起こしたnWoやTEAM2000をはじめ、夏男の名をさらったG1クライマックスの優勝5回など輝かしい実績を振り返り、闘魂三銃士のうち現在もリングに立つ武藤敬司さんの最近の引退表明の話では、早逝した橋本真也さん、今も活躍する船木誠勝さんら同年代の名も挙げながら、「武藤さんはひとつ年上だけど、数年前に両ひざの人工関節の手術。そこで無理と思っていたけどそこから復帰。この間、聞くと、痛みがひどい、と。がんばったなあ。引退試合の相手(になるか)は彼次第。長州さんも引退ツアーで呼ばれ、ご祝儀を集めるはず。しっかりしている」と煙に巻いた。