「灯りのみち」で和の情緒/京の七夕in宇治
七色に光る朝霧橋をバックに、京都の竹で作ったキャンドルが並ぶ

旧暦の七夕に当たる8月、府下のエリアで開催中の「京の七夕」企画と連携し、中宇治地域で「京の七夕in宇治」が、4日から11日まで行われ、親子連れやカップルが夕涼みを楽しんだ。宇治公園周辺一帯をライトアップや灯籠で照らし出し、和の情緒を演出した。
市観光協会などでつくる「京の七夕in宇治」実行委員会が初めて開催。昨年秋の「宇治灯りのみち」を再現する形で、京阪宇治駅から塔の島へ向かう道沿いに、源氏物語「宇治十帖」をテーマにした灯籠300基が並び、十三重塔や周辺の橋、モニュメントなどもライトアップされた。

願い事を短冊に書いて、大笹にくくり付ける人たち

塔の島の隣の橘島では、京都の竹を使ったキャンドルや和ろうそくが公園を彩った。「NAKEDディスタンス提灯Ⓡ」が貸し出され、自ら散歩しつつ光の演出に加わる様子も見られた。
公園には大笹が準備され、願い事を書いた短冊がくくり付けられた。「京の七夕」イベント終了後、府下のエリアで飾られた短冊をすべて集め、9月下旬に清水寺で焚き上げる奉納が執り行われる予定。