城陽にスケボー専用場を/小中学生ら要望

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京田辺・八幡・久御山等にある専用のスケートボードパークを「城陽市にも新設してほしい」。昨夏の東京五輪で初めて正式種目に加わり、日本人選手が男女とも金メダルを獲得する偉業を成し遂げたこともあり、地元でも若者のスケボー熱が高まっている。12日、城陽市の小中学生4人が市役所を訪れ、対応した北澤義之教育長にそれぞれの思いを伝え、今年4月から集めた462人の署名とともに、市長宛の要望書を託した。
城陽市では約20年前に、当時の高校生らがスケートボード場整備を求め、市長宛に要望書を提出。それをきっかけに鴻ノ巣山運動公園レク・ゾーン内の「石の広場」を平日のみ練習場として開放した経過がある。
しかし、学校が休みとなる土日は臨時駐車場として使用されることもあり、スケボーを楽しむことができず、市内の子供たちは京田辺市や八幡市、遠くは亀岡市まで送ってもらい、保護者の車で練習に行くのが実情だ。
そこで、スケボーに取り組む椋平立輝さん・山口陽太さん・杉谷俊亮さん(いずれも城陽中1年)と津田優斗くん(寺田小6年)の小中学生4人がこの日、酒井常雄府議(府民ク・城陽区選出)、保護者の津田友恵さんとともに市役所を訪れ、北澤教育長にスケボーへの熱い思いを伝え、近所の人に迷惑をかけることのない「専用パークを造ってください」と要望した。
まず、小中学生が一人ずつ「ぼくたちは、ただスケボーがうまくなりたいから練習しているだけなのに、近所の大人たちに『うるさい』『危ない』と言われます」などと家の近くの道路や公園での現状を伝え、「スケートパークがあれば、迷惑をかけずに済みます。もっと、みんなにスケートボードを好きになってほしい」と熱望した。
要望書を受け取った北澤教育長は「君たちの熱意は十分伝わってきた。ネクスコ西日本との協議になるが新名神の高架下利用や、京都府に整備していただく木津川運動公園北側区域が今後進む中で、頭の中に入れておきます。きょうは皆さんから実際に話を聞けてよかった」と、丁寧に返答した。
酒井府議は「府と市が一緒に頑張ってもらう必要がある」と述べ、このあと府山城北土木事務所にも同様の要望書を提出することも伝えた。

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