子供たちのデジタル社会に対する興味・関心を高める「メイカーズラボ城陽」が24日、宇治市大久保町のHILLTOP㈱=宇治市大久保町成手=で開かれ、参加した小学生らは、同社の仕事内容の変遷や現在行われている最新鋭の金属加工技術の一端を学び、ものづくりの未来を創造した。
この取り組みは、NPOまちのきょういく委員会が主体となり、城陽市と市教委が後援。NPO法人きらっと・池本車体工業㈱・㈱アセンブレント・京都信用金庫城陽支店が協力して開催。2年目の今年度は、6月の開講後、月3回(うち1回はオンライン)のペースで教室が開かれ、来年3月まで継続開催される。
8月は夏休みとしているが、この日は「特別探究」として金属加工自動分野で、時代の最先端を走る同社を、小学3年生から6年生までの7人と保護者が訪れた。
まず、同社の担当者から、昔は旋盤による加工作業が主だったが、今ではプログラミングによる精密加工、AI(人工知能)による自動化も進行中であることが伝えられた。
そのあと、子供たちは実際にプログラミングを活用して金属の旋盤を体験し、ものづくりの世界へ興味津々の様子だった。
参加児童の一人、井上翔太くん(寺田小6年)は「未来の自分たちの仕事を知る貴重な体験ができました。AⅠのことを知りたかったのが参加したきっかけ。将来、金属加工の仕事に就くことも考えてみたい」と感想を述べた。
まちのきょういく委員会では、城陽市内の小学4年生から中学生を対象に参加児童・生徒を募集中。問い合わせは同委員会メイカーズラボ係machino.kyoiku@gmail.comまで。