宇治田原町立小中学校では、来週29日の2学期「始業式」を前に、コロナ対策としての「手洗い自動水栓化」工事が完了した。
2小学校では2020年度に国の学校保健特別対策事業として、田原・宇治田原小とも7基の手洗い水栓を自動化。蛇口に手をかざしただけで水が出るようにしたが、今回は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用。
トイレ内の手洗い蛇口を中心に田原小は19基、宇治田原小は15基が新たに自動水栓となった。
また、維孝館中学校では今回、初めて導入。15基が自動水栓に取り換えられた。
■学校トイレの洋式化も進む
一方、このコロナ臨時交付金を使って学校トイレの洋式化工事も進み、夏休み期間中に田原小16基、宇治田原小17基、維孝館中17基の和式トイレが洋式になった。
これで田原小は全41基のうち28基、宇治田原小は全45基のうち29基、維孝館中は全46基のうち31基が洋式トイレとなり、洋式化率は全体で66・7%となった。
共同トイレで「洋式を使うのはイヤ」、「和式を残して」との声もあり、町では20%程度は和式トイレを残す方向で整備を進めている。
なお、今回の手洗い自動水栓化、トイレ洋式化については当初、自動水栓55基、洋式化67基を予定していたが、コロナ禍の影響、ウクライナ情勢などによる資材等の物価上昇もあり、臨時交付金を充てる予算額2982万5000円以内におさめるため、基数が減少。
全体で自動水栓化は49基、洋式化は50基となった。