中国ランタンが灯る夜/黄檗山萬福寺
中国神話に現れる伝説上の動物「麒麟瑞獣」のランタン

黄檗山萬福寺=宇治市五ケ庄三番割=で、開祖・隠元禅師350年大遠諱の記念事業「黄檗ランタンフェスティバル」が始まった。初日の28日夕方から点灯式と開会式典が開かれ、関係者たちが祝辞を述べた。2023年1月31日(火)まで。

開会式典の後で開催された変面ショー

中国団体の支援協力により「夜の特別拝観」として、境内に約30基の中国ランタンが灯る。禅師の渡来船や茶器、観音像など黄檗文化の文物類をモチーフにしたランタンが幻想的に照らし出される。
本堂前の月台で行われた開会式典で、近藤博道管長は「フェスティバルを通して日中の文化交流が促進することを切望する」と挨拶。松村淳子市長は「宇治の新たな魅力を皆さんと味わっていけたら」と祝辞を述べた。
ランタン点灯は午後5時30分~午後9時(最終受付8時30分)。拝観料は大人2500円、中高生1000円。問い合わせは同寺℡0774‐32‐3900へ。