永谷園による「食育」出前授業が31日、宇治田原町立2小学校で行われた。
緑茶製法を発明した宇治田原の偉人・永谷宗円(1681~1778年)を祖とする㈱永谷園(東京都港区西新橋)は、看板商品「お茶づけ海苔」の発売60周年にあたる2012年、宗円翁の命日(5月17日)を「お茶漬けの日」として、日本記念日協会に登録制定。
その「めざまし茶づけ」の効能を知ってもらおうという授業で、同社の「お茶づけカー」で〝永谷の里〟にやって来た。
このうち、田原小学校では2年生31人が受講した。
朝ごはんは「パン」と答える児童が多い中、お茶づけは▽ご飯からブドウ糖を摂ることで脳にエネルギーを補給する「あたまのスイッチ」▽体がポカポカするので動きやすくなる「からだのスイッチ」▽胃腸を動かし排便リズムを整える「おなかのスイッチ」が入る…との紹介に、みんな「ほほ~」。
「ご飯の方がパンより、お腹にいる時間が長いんだよ」との説明があると、間髪入れずに「腹持ちがええんやな」と答える男の子も。
また、朝の乾いた体に必要な塩分と水分が一緒に摂れるし、暑い夏は「冷たい水でも美味しく食べられますよ」とPR。
お茶づけ海苔、ふりかけと一緒に緑茶の歴史が載っている学習ノートも入ったプレゼントを手にすると、校舎前に駐車した「お茶づけカー」の前で元気いっぱい記念撮影に収まった。