70周年迎え、心新たに地域活動の推進へ/宇治市社協
受賞者の日ごろの労をたたえた

宇治市社会福祉協議会(奥西隆三会長)主催の「福祉のつどい」は2日、パルティール京都で開かれ、市内の福祉関係者、来賓ら約200人がさらなる活動推進を誓った。
地域福祉にかかわる人たちが懇親を深め、福祉推進へ決意を新たに―と、市社協が「支え合い、助け合い、励ましあって、つながる福祉」をテーマに毎年開くもの。
市社協創立70周年を10月に迎えて記念を冠した。
はじめに、奥西会長が「コロナ禍の生活支援の償還が始まる。しっかりと寄り添い、ヤングケアラー支援にも力を尽くしたい」と開会挨拶。
第1部で日ごろ地域福祉推進に尽くす個人・団体に表彰状・感謝状を贈呈。
各部門を代表する8個人・団体に、盾になった表彰状などが手渡された。
来賓の松村淳子市長は「人それぞれニーズ、思いがあり、共生社会が求められる。住んでよかった、と言えるまちに。福祉の輪が広がりますよう」、堀明人市議会議長は「社協をはじめ、各団体などの支援のアプローチは重要で効果がある」、岩田高明府山城北保健所次長(所長代理)も祝辞を添えた。

パネラーの石田繁子さんらが盛んに意見交換した

第2部の周年記念パネルディスカッションは「未来へ続く宇治らしいつながり」をテーマに、パネラーの石田繁子さん(伊勢田学区福祉委委員長)、内山慎吾さん(イエス団愛隣デイサービスセンター)、矢野孝幸さん(宇治青年会議所副理事長)が意見を交わした。
石田さんは参加のきっかけや次世代につなげる声掛けといった実践を、内山さんは無関心だったボランティアに参加する契機となった母校の京都文教大学での教員らの働き掛けを、矢野さんはJC活動を通じた地域づくりなどを伝え、次世代とのつながり、若者と異分野とのかかわりなどを掘り下げた。