創立150周年を今月迎えた井手小学校(井手町)で2日、記念式典が開催された。また式典に先立ち、井手地区子ども見守り隊活動の啓発運動が華やかに行われ、150周年に花を添えた。
井手地区子ども見守り隊活動の啓発運動は、午前9時30分、JR玉水駅をパレードが出発。見守り隊員の後に、京都府警察カラーガード隊、同音楽隊、同平安騎馬隊が続いた。パレードには井手小6年生、井手やまぶき支援学校小学部児童も参列した。パレード中は、音楽隊がアニメ「名探偵コナン」のテーマなどを高らかに鳴らした。
パレードが学校に到着し、体育館に並んだ椅子に児童らが着席すると、啓発運動の式典が開催された。式典では、小川榮太郎隊長、中島智幸校長らが挨拶。見守り隊員らが児童らの前に並ぶと、児童全員で「ありがとうございます」と日ごろのお礼を述べた。
この後、音楽隊とカラーガード隊が演奏・演技を披露。会場を虜にした。また、6年生の西島萌夏さんが登壇し、お礼の言葉を述べた。
啓発運動の式典が終わると、休憩を挟み、創立150周年記念式典が開式。山本一男実行委員長が、自らの井手小時代の思い出を披露しながら挨拶。また、中島校長が式辞に立った。
来賓からは、汐見明男町長(中田邦和教育長代読)、西島寛道町議会議長から祝辞が贈られた。
続いて、児童らから募った150周年のロゴ・イラストの優秀者(西田萌々香さん4年、松本莉緒さん4年)を表彰。78人から応募があり、選ばれた2人の作品は、記念冊子の表紙や記念品のトートバッグにプリントされる。
児童代表の辞では、6年生の西谷柑菜さんが登壇。「150年の年月、日本でいろいろなことが起こっている中で井手小が続いていることに驚いている」などと述べた。
式典のあとは、記念パフォーマンスとして、ジャグリング日本チャンピオンのリスボン上田さんが登場。数々のジャグリング技で、児童らから拍手喝采を受けた。