幅広い年代、15種目体験/宇治「スポーツに親しめる日」初開催
ストラックアウトに挑戦

子供から高齢者まで、幅広い年代の人たちにスポーツの魅力を感じてもらう「2022スポーツに親しめる日」が11日、宇治市の黄檗公園で開かれた。子供連れの家族らが多数参加し、スポーツを満喫した。
ここまで約3年間に渡るコロナ禍は、多くの人々に運動不足やそれに伴うスポーツ人口の減少をもたらした。宇治市スポーツ協会と宇治市公園公社の共催で、スポーツを再開したり、新たにはじめるきっかけにと、体験の場を初めて提供した。
黄檗公園にある野球場、芝生広場、体育館、弓道場、テニスコートを使用し、15種目のスポーツをスタンプラリー形式で楽しんでもらい、4つ以上の種目を体験した人には景品が贈られた。

太極拳を体験する親子ら

準備された種目は、バドミントン、バスケットボール、太極拳、バレーボール、少林寺拳法、剣道、ホッケー、ストレッチ&ヨガ、硬式テニス、ソフトテニス、弓道、軟式野球、グラウンドゴルフ、ノルディックウォーキング、筋トレマシーン・加圧トレーニング。
参加者はそれぞれに興味のある種目が行われている場所へ足を運び、体験。このうち野球場では、スピードガンで球速を測ってもらったり、ストラックアウトに挑戦。人工芝が敷き詰めれた広々とした外野エリアでは、キャッチボールを楽しむ親子の姿もあった。
普段は空手の稽古に励む村井克駿くん(小学4年生)と、サッカーチームに所属する太田結士くん(同)は誘い合わせて来場。初めてストラックアウトに挑戦したという2人は的を抜く枚数を競い合い、「楽しかった」と笑顔を見せた。
黄檗公園管理事務所の平野正人所長は「コロナで巣ごもりする人が増えた。外で体を動かす機会を提供しようと開いた。それぞれの種目において会員増加やスポーツ人口増加にもつながれば」と話した。
弓道場以外は午前と午後の部で種目を入れ替えた。午後の部にも参加してもらえるよう、焼きそば、カレー、デザートなどのキッチンカー4台もスタンバイ。参加者は一日を通してスポーツに親しみ、自分に合うスポーツを見つけるきっかけにもなった様子。