市民ら共演「歓喜の歌」力強く/城陽で第九フェス
老若男女の合唱団がプラムホールに歓喜の歌を響かせた

年の瀬を飾る第11回「城陽市第九フェスティバル」が18日、文化パルク城陽プラムホールで開かれ、700人の観客がステージに酔いしれた。
公益財団法人城陽市民余暇活動センター(安藤洋二理事長)など主催。2000年に始まり隔年で続けられてきたが、21年が中止となり、3年ぶりの開催となった。
今回も、城陽を「第二の故郷」と位置づける関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者の藤岡幸夫さんと団員による演奏をバックに、8月からトレーニングを積んできた市少年少女合唱団13人を含む117人の城陽第九フェスティバル合唱団が成果を披露した。
合唱団はこの数カ月間、中西秀樹さん、紺谷貴さんの指導を受け、パートごとにも稽古を続けた自信を胸に本番を迎えた。
コンサートは、ベートーヴェン「フィデリオ序曲」で幕開け。第1楽章からスタートした「第九」は、森田裕子氏(ソプラノ)、太島優希氏(アルト)、小餅谷哲男氏(テノール)、田中由也氏(バリトン)出演のもと、大団円となる第4楽章へ。合唱団と団員たちが力強く歓喜の歌を客席まで届けると、割れんばかりの拍手がホールに鳴り響いた。