井手町多賀の高神社(山本光則宮司)で、自転車交通安全祈願祭が開かれ、地元と近隣のサイクリスト約30人が新たな年の安全走行を誓った。
奈良県サイクリング協会(辻元俊恵理事長)傘下の木津川サイクリング倶楽部(杉野耕造世話人、約600人)が主催し、10年ほど続けている。
日ごろ、木津川サイクリングロードなど各地を行き来する愛好家たち。
今月8日、木津川市泉大橋近くのグラウンドに集合して一路高神社まで新春走行した。
同町出身の「サバンナ」八木真澄さんの父が壮大な門松を設置した拝殿で、山本宮司の導きのもと手を合わせた。
それぞれ専用ラックに架けるなどした愛車もお祓いしてもらい、通年の無事故・無違反に願いを込めた。
京田辺や宇治、木津川、八幡、奈良、交野、長岡京、豊中、生駒のほか、遠方では蒲郡などからやって来たサイクリストは祈願のあと交歓を深めた。
自身もサイクリストの山本宮司は「ハイクラスの愛好家はマナーがよい人ばかり。初心者も合わせて気を引き締めよう」と呼び掛けた。
高神社では自転車をデザインしたステッカーや絵馬を参拝者向けに用意。
愛好家たちはサイクリングセミナーも随時行う。