えびいも、花菜…お手軽に/京田辺市生活研究グループ

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結成から40年以上―地元農家の主婦たちがその地位向上などを目指し活動する京田辺市生活研究グループ連絡協議会(公手和子会長、12人)の調理研修会は27日、同市立中央公民館調理室で行われ、地域特産の農産物を使ったレシピの応用編に取り組んだ。
新型コロナウイルスの影響で丸3年取り止め、令和初となった取り組み。
「生活研究グループ」は、食生活改善推進委員と並んで、かねて全国的に進められた。
京田辺でも43年の歴史の中、田辺や大住、興戸など地域単位での活動も進め、最盛期に100人以上会員が集ったという。
全国大会や、4年に1度の近畿大会もあり、他地域へ研修に赴くことも。
綴喜地区(京田辺市・井手町・宇治田原町)での会員交流も深め、地元ではお正月のおせち、夏休みにパエリアなどをテーマに、学生や親子参加が出来る普及活動も推進してきた。
クローズな世界となりがちな農村の女性たち。
地域の暮らし、農業の発展も目標に掲げ顔を揃えて活気をもたらしてきたが、ここにも高齢化、後継者不足の波は訪れる。
この日、現役会員とOGの18人が参加した。
ご飯が進むおかず、米粉を使うスイーツなどで、JA提供を含む山城産米ヒノヒカリ、京田辺市産えびいも、府内産マッチャなどを原料に使用した。
レシピは、「団子汁」「えびいもの鶏そぼろあんかけ」「花菜の白和え」「若草バターケーキ(米粉を使用した抹茶のロールケーキ)」の4品目。
参加者たちは4つの班に分かれ、和気あいあいと調理を進めた。
川井雅記子(まきこ)さん=三山木=は「みんなベテランさんばかり。料理も分かってはる。えびいも、花菜と、地元野菜で今風のバターケーキに。白和えは、裏漉しを省くなど手軽さのアイデアを」とレシピ考案にアクセントを添えた。
前会長の加藤雅美さん=薪=は「ここに居るメンバーは巻きずし、鯖寿司、かやくごはんなどを人に伝えられる。難題だが会員を増やしていきたい」と強調した。
感染防止のため実食はせず、出来上がったものはそれぞれ持ち帰った。

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