共生社会の実現へ向けたスキル習得のため、手話に関心のある人を対象にした宇治市「手話奉仕員養成講座」の閉講式が1日、生涯学習センターで開かれ、12人の受講生が修了証を手にした。
この日は入門・基礎の各課程、全35回の最終回で、趣味や今後頑張りたいことなどを手話で発表。昨年5月に開講してから学んだ成果を互いに確かめ合い、コミュニケーションを楽しんだ。
閉講式では山下正則・障害福祉課長が受講者一人ひとりに修了証を手渡した後、手話を交えて挨拶。「今後も、ろう者の良き理解者、支援者として活躍することを期待しています」とメッセージを送った。
修了者は府の手話通訳者養成講座(基本・応用・実践の計3年コース)に進むことができる。日程は4月以降、府聴覚言語センターのホームページにアップされる予定。また、市では継続的な学習のために、既修者向けのフォローアップ講座を設けるという。