ベトナムの旧正月楽しむ/うじ国際交流フェスタ初開催
在日ベトナム人らがダンスを披露

宇治市国際交流協会(山本正会長)は、うじ国際交流フェスタを初めて開催し、会場となった「中宇治BASE」(アーバンデザインセンター宇治)に多くの人が集まった。
市内の外国人住民登録者は過去2年、ベトナム人が最も多くなっており、一昨年からは同協会が市民向けベトナム語講座を開講。今回、ベトナムの旧正月(1月22日)テトに合わせてイベントを企画し、同協会の日本語教室の出身者ら在日ベトナム人15人が運営を担った。
開催当日の29日、会場はベトナムの旧正月の飾りつけがなされ、民族衣装・アオザイを着た在日ベトナム人らがダンスを披露したり、クイズを出して大盛り上がり。甘味のある現地のコーヒーやお菓子も用意され、来場者らに振る舞われた。

ベトナム人に教わりながら生春巻きつくりを体験

また、生春巻きの料理体験&試食が行われ、早々に定員いっぱいになる盛況ぶり。参加した中学2年の鈴木和奏さんは「小学生の時にオーストラリアに2カ月間留学し、国際交流に興味を持って参加した。いつもは揚げた春巻きでパリパリと音がするが、初めて食べた生春巻きは、もちもちして不思議な感じがした」と感想を話した。
同協会事務局(市秘書広報課)は「今後もベトナムに限らず、国際交流フェスタを開催していきたい」と次回以降を見据えた。