35種類の野鳥に感動!/城陽・古川で「自然観察会」
古川自然観察会に参加した大勢の野鳥愛好家たち

城陽環境パートナーシップ会議(大野和宣会長)による「自然観察会」が、市北部の古川流域で行われ、京都府レッドデータブック=略称・RDB=「準絶滅危惧種」ホオジロガモが四半世紀ぶりに府南部地域=青谷梅林近くの調整池=で発見された話題=本紙2月1日付既報=もあり、普段より多い45人もの野鳥愛好家たちが参加。熱心に冬鳥の観察を楽しんだ。
講師は環境生物研究会の田中義則氏。城陽環境PS会議のジュニアメンバー・福井惇一さん(京田辺シュタイナー学校)やホオジロガモの発見者・中野響くん(南城陽中)もバードウオッチングのアドバイザー役として活躍した。

古川の水質改善の指標となるカワセミも生息確認された(田中義則さん撮影)

4日の観察会当日は午前9時に北部コミセンの駐車場に集合した一行。事務局(市環境課職員)配布のこれまで古川流域で観測された「野鳥一覧表」や「鳥クイズ(3択問題)」、ハンドブック、ポストカード(中野くん撮影のホオジロガモ)等の資料を手に、古川堤防へ。
現場では、水質が良い指標とされる「カワセミ」やRDB準絶滅危惧種「チョウゲンボウ」=ハヤブサの仲間=を確認。さらに、旅鳥で秋・春にはよく地元でも見かけるが、これまで府内での越冬事例がない「アオアシシギ」も初めて冬場に生息確認…という大きな成果を上げた。