宇治田原町と田辺署が15日、ドライブレコーダーを活用した「まちの見守り活動」に関する協定を締結した。
両者は2016年12月5日に「うじたわら・たなべ・安全・安心まちづくり協定」を締結。防犯活動など様々な取り組みを協働で推進してきた。
今回は、その一環として「ドラレコ」を搭載している町の公用車35台にオリジナルステッカーを貼り付け、見守り活動を強化しようというもので、事件や事故が発生した場合は、その時間帯に使用、もしくは現場付近を通行していた車両のレコーダー映像を速やかに田辺署に提供。真相解明や早期解決に役立ててもらう。
役場会議室で行われた協定締結式には綴喜防犯協会の牧草弘師会長、綴喜防犯推進連絡協議会の松本丘之会長と各地区の支部長、町議会の浅田晃弘議長と山内実貴子副議長らも出席。
西谷信夫町長は「各地で相次ぐ強盗など凶悪な事件が続いており、山城管内においても高齢者を狙った特殊詐欺や不審者による子供への声掛け、連れ去り等が発生している。ドライブレコーダーを活用した見守り強化が犯罪の抑止につながれば、住民の安心安全を確保する上で大きな意味を持つ」と述べ、西岡寛署長も「警戒活動への機運が一層高まる」と期待した。
新たに製作されたマグネット式ステッカーは町のシンボルカラーである緑色を基調に、町と京都府警のマスコットキャラクター「茶ッピー」&「ポリスまろん」がカメラを起動させ、「安全・安心見守り中!!」とアピールする図柄。
役場前の駐車場で行われた出発式では、西谷町長が先頭車両にステッカーを貼り付け、茶ッピーが後続車への貼付も確認してOKサイン。
バスで駆け付けた「うぐいす宇治田原幼稚園」の園児たちがステッカーデザインの小旗を振り、「がんばってね~」と、お見送りした。