京田辺市は、前年度の「映像の部(委託制作の部)」知事賞に続き2年連続の受賞となる「広報紙の部(市の部)」会長賞に輝いた。
府内市町村の優れた広報作品を表彰する府・府広報協議会「京都広報賞」。
今年度は23市町74点の応募があり、知事賞・会長賞・府民賞で合計13点を選出。
会長賞に選ばれた京田辺市の「広報ほっと京たなべ8月号」は、市立図書館の取り組みを特集したもの。審査委員講評では、「同規模のまちでは全国5位の貸し出し冊数を誇る図書館!という見出し。市民としての誇りをくすぐられ関心が一気に高まる。図書館の取り組みだけではなく、利用者の声を取り上げ、利用してみたいというアクションまで狙った」など好評だった。
前回は、約6分の長さでYouTube発信する未来都市プロモーション動画が、最高位の知事賞を受賞。2021年9月号からサイズ・装丁ともリニューアルを果たした広報紙での受賞も狙う中、同部で15年ぶりとなる会長賞を射止めた。
2年連続の受賞に市企画政策部秘書広報課の古野祐介さん・藤井美月さん・平野千詠さん・髙﨑真紀さんの職員4人が日々の業務にさらに気を引き締めている。この間の変遷をよく知る古野係長は「それまでのタブロイドからA4判となりレイアウトしやすくなった分、巻頭6ページの特集を組みテーマが深掘りできるようになった」。表紙には毎号、「ナルホドをやってみようにつなぐ広報紙」のコンセプトを掲示。「自分ごとととらえてもらい、アクションにつながってほしい」との願いを込めている。
図書館を取り上げた昨年8月号では、「館長のほか、本館や移動図書館の利用者の声も聞いた。理解を深め、数多く利用してほしいとの思い」と説き、常に関係する人たちの生の声を盛り込む。「市民の好評をいただいたが、客観的な評価も得られてうれしい」と声を弾ませる。
毎月1日発行のほっと京たなべは約3万7000部発行し、全戸配布している。