熱演に満場の拍手/宇治っ子朗読劇団☆Genji
平安装束に身を包み演じる子供たち

小・中・高校生たちが源氏物語の朗読劇に挑む「宇治っ子朗読劇団☆Genji」の第11回定例公演が12日、宇治市文化センター小ホールで開催された。
古典の日(11月1日)制定記念事業の一環で、同センター主催の児童生徒向け講座として開講した。
昨年7月には、日本を代表する古典「源氏物語」を平安装束姿で演じており、定例公演やkyoto演劇フェスティバルなど市内外のイベントで成果発表し、広く市民に親しまれている実績が認められ、古典の日文化基金賞・未来賞(古典の日文化基金賞顕彰委員会)を受賞した。
今期は小学4年から高校3年までの17人で活動。昨年9月から練習を積み重ねてきた。宇治市の源氏物語ミュージアムで、源氏物語についても学んだ。
源氏物語・宇治十帖をベースにしながらも毎期趣向を凝らしており、今期の演目名は「夢まくらに鳴くちどり」。薫君と匂宮が恋をした2人の姉妹の父は、この世を去ってしまうものの、天上界で娘たちを心配する毎日。ついに彼は、愛する娘たちのいる地上界目指して飛び出した…!
チケットは今年初めて有料となったが、客席はほぼ満席。終幕で出演者は、満場の拍手を浴びた。