心一つにくすの木祭/京田辺・田辺小創立150周年

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田辺小学校(片山義弘校長、645人)で17日、創立150周年記念式典が開かれ、児童と教職員、保護者、来賓らが輝かしい節目を祝った。
1873(明治6)年5月27日、済美館(せいびかん)の名で創立。
戦後、小学校令に伴い田辺小学校と改称し、1980(昭和55)年に薪小学校が分離・開校している。
シンボルツリーの名を冠し、毎年開いて由来などを説く「くすの木祭」に合わせ、創立150周年記念式典を挙行した。
各学年が飾り付けなど豊かに彩る会場の体育館では、来賓の上村崇市長が「当初、5村から生まれた。地域の教育にかける熱い思いがあった。大切な財産をしっかりと次世代へ。発展を願ってやまない」と祝辞を添えた。
実行委制作のスライド上映では、明治のはじめにポプラの木が植わり、昭和に入り現在のプールの場所から移したくすの木が正面に植え替わる様子や、昔のお宝写真をもとに地域の変遷、鬼瓦・広蓋(ひろぶた)・済美の鐘の3つの象徴も伝えた。
児童発表では、新たに完成した「創立記念の歌」を全校児童で合唱。会場の上級生、オンラインで見守った下級生が心一つに歌声を合わせた。
片山校長は謝辞で「150年で学校、地域は大きく変わったが、その時々でかかわった人たちがよくしてきた。一生懸命に勉強し、友達と仲よく、いい学校にしよう」と呼び掛けた。
同校では今後も運動会などの行事に周年記念を冠しムードを盛り上げていく。

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