ウミウ健診で体調チェック/宇治

宇治川の鵜飼のシーズンが間近となり、宇治市観光協会は20日、ウミウの健康診断を府立宇治公園(塔の島)の鵜小屋前で行った。【写真】
ウミウの体調をチェックするため毎年実施している。健診と同時に、伝染病「ニューカッスル病」の予防策としてワクチンの接種も行っている。
ことしも、同市広野町の大和動物病院から髙橋尚男理事長と高橋将哉院長が来所。野生由来の7羽と人工ふ化の「ウッティー」12羽の診察を行った。
鵜を1羽ずつ台へ運び、体重測定した後、聴診器で心音と呼吸の音を確認。続いて伝染病予防のため目薬を差した。皮膚が腫れている鵜には薬が処方された。
また、ランダムに選んだ2羽に鳥インフルエンザの検査を行ったところ、判定はともに陰性だった。全羽とも体調は万全で、夏の鵜飼に向けて期待がかかった。
今年の鵜飼は、7月1日(土)に川開きを行い、9月30日(土)まで行われる。