京から改善プロジェクト―京田辺市は、昨年度も事務効率や市民サービスの向上に知恵を捻る職員をたたえ、さらなる機運上昇に期待を寄せた。
実際に効果のあった事例や、これから見込めるアイデアを募集し、優秀事例・アイデアを表彰するもの。
3月の表彰式では、上村崇市長が選ばれた職員6人の努力をたたえた。
受賞者が輪になった座談会でアイデアにかけた思いなどを披露。
市消防本部の公式インスタグラム開設に導いた山田哲也主任(消防署警防課)は「市民に親しんでもらえるよう、様々な年代の職員が意見を出し合い運用ルールから手作りした」「インスタを使いやりたいことはまだまだある」「たくさんの人が消防の仕事に親しみを感じてほしい」とひも解いた。
マイナポイント支援コーナーで来客集計の自動化、データ活用の改善を提案した森本淳一さん(デジタル情報課)は「CMの影響でカード申請の来庁が急増。対応する職員が不足している(2月末)」「マイナカードでできることは色々あると思うので今後、活用方法を考えたい」と声を強めた。
職員の行政運営への参画意欲を高め、事務効率の向上を促すとともに、市民サービスの向上を目指し2018年度に始まり5回目。
プロジェクトの前身である事務改善報告・アイデア提案制度は85年度に始まり、トータルで37年続いている。