ドイツ人留学生と盛んに交流/京田辺・田辺小
児童は積極的にドイツからやって来た留学生に話し掛けていた

田辺小学校(片山義弘校長)=京田辺市=で30日、ドイツ人留学生と児童の交流事業が開かれ、お互いの文化を伝え合う児童と留学生の笑顔があふれた。
1993年、テュービンゲン大学(ドイツ)同志社日本研究センターが同志社大学今出川キャンパスに誕生した。
同センターと京田辺市の交流事業は96年度から続き、毎年市立各校の持ち回りで、児童にとっても他国の文化や習慣に触れる機会となっている。
19年に普賢寺小で実施したあと、新型コロナウイルスの影響で2年間は出来ず、昨年は3年ぶりに大住小で再開している。
この日、日本学科在籍で今年4月から1年の留学中というドイツの若者11人が同校を訪ねた。

コマづくりで楽しい交流のひとときのスタートだ

はじめに、3年生109人と3クラスに分かれ交流を深めた留学生たちは、台紙に思い思いのデザインを描き、色を塗って切り抜き、爪楊枝で差す「コマ」づくりを楽しんだ。
出来上がったコマを回したほか、けん玉や折り紙などの「昔あそび」を心行くまで満喫した。
20歳~20代半ばまでのドイツ人留学生たちを児童たちはやさしく手ほどきし、耳元まで口を寄せて会話も楽しんだ。
ミヒャエル・ヴァフトゥカ同研究所長も同伴し、両者が交流する姿に表情を和ませた。
来日前は1年間、日本語を学習してきたという留学生たちは、このあと体育館で写真などを交えドイツ文化を分かりやすく児童に紹介した。