20年ぶり舌戦、新人2人が立候補/井手町長選
第一声で力強く支持を訴える両候補

任期満了に伴う井手町長選が8日告示され、共に無所属新人で元町議の、西島寛道(にしじま・ひろみち)氏(49)=自民・公明・立民・国民推薦=と、谷田操(たにだ・みさお)氏(64)=共産推薦=が立候補。4期連続で無投票が続いており20年ぶりの舌戦がスタートした。投開票は13日。5日間の論戦の火蓋が切られた。
西島候補は汐見町政の継承を掲げ、谷田候補は町政を根本的に変えることを訴える。
西島候補は旧スーパー「ミヤモト」=井手宮ノ本=の事務所前で第一声。京都府の古川博規副知事、吉井章参院議員(自民)、山井和則衆院議員(立民)、公明党京都府本部代表代行の山口勝府議が応援に駆けつける中、「共産党とのたたかい。府・国とのパイプを継承し、豊かな自然と利便性、快適性が共存する新しいまちづくりを目指す」と声を上げた。
谷田候補は多賀南部公民館筋向かいの選挙事務所で第一声。29年半にわたり、町議として活動してきた実感から「町の活力が失われている」とし「新たな風を吹かせたい」と声を強めた。また、「子育て応援、災害対策、町外へバスを走らせる願いを実現するために、根本から町政を変える」と訴えた。

■町議補選に3人立候補
また、8日告示された井手町議補選(欠員2)には、いずれも新人の、共産党山城地区委員・谷田健治氏(70)=共産=、建設業・木村健太氏(42)=無所属=、会社員・加賀山睦氏(69)=無所属=が立候補した。知名度、実績、支持基盤などが交錯し、激戦が予想される。投開票は町長選と同じ13日。