井手町山吹ふれあいセンターの1階に9日、「テオテラスいで」がオープンした。地元特産品などが買える飲食・物販エリアを兼ね備えた、地域振興交流拠点施設。
名前には、人を助け、つなげば温かさを感じられる「手」を「照らす」との思いを込めた。先頭に#(ハッシュタグ)を付けると「井手を照らす」とも見える。
式典には、汐見明男前町長をはじめ、府副知事、町議、近隣商工会長らが列席した。指定管理者である㈱まちづくり井手の中谷英輔代表取締役は、「立派な施設を預からせてもらった。道なき道を歩んでいく」と発展への決意を述べた。西島寛道町長は「ここはかつて井手寺があり、古く人が集う場所。(近隣の)椿坂は井手の下帯伝説が残る、再会の場」と〝交流〟をキーワードに挙げ、多くの利用を呼び掛けた。
このあと目の前の広場で、おかげ踊りやフラダンス、チアダンスなどのパフォーマンスが繰り広げられた。屋内では、野菜や果物、菓子・土産品、農産加工品などがある物販エリア、ソフトクリームやドリンク類などを提供する飲食エリアが多くの人であふれた。