秋の一般開放に熱気8000人/宇治の南部市場
場内での飲食も4年ぶりに解禁され、熱気に包まれた会場

宇治市伊勢田町の府南部総合地方卸売市場で15日、「秋の市場一般開放2023」が行われ、家族連れなど約8000人(主催者発表)の来場者でにぎわった。
市民が直接関わる機会が少ない卸売市場をPRしようと、2010年から㈱京都総合食品センターが同市場で、春・秋に敷地内を一般開放したイベントを企画している。府、宇治市、城陽市、久御山町が後援。
今春、コロナ禍を経て約3年半ぶりに再開した一般開放。今回、4年ぶりに飲食が解禁され場内には、野菜、果物、鉢植え、水産・農産加工品などの即売コーナーのほか、から揚げ、焼き栗などの模擬店が並び、買い物客とスタッフのやり取りで熱気に包まれた。
焼き芋の販売では、鳴門金時「里むすめ」が焼き上がるのを待つ人が長い列をつくった。
「森半」ブランドの共栄製茶㈱のコーヒー、宇治茶、お菓子の販売も人気を集めた。
ホクト㈱はキノコ汁を先着200人に無料提供。瞬く間に底をついた。
宇治市健康づくり食育アライアンスの加入団体の明治安田生命宇治営業所による野菜摂取レベルや血管年齢測定コーナーも順番待ちの人。
府山城広域振興局は京野菜をPRし、JA京都やましろ女性部(中宇治・久御山両支店)は地場野菜、加工食品を販売。
西小倉中学校吹奏楽部の演奏やフォークグループ「満月堂」のライブもあり、会場を盛り上げた。
野菜・果物・鉢植え花・水産加工品の模擬セリ体験では親子らが独特の雰囲気を満喫していた。