「ひと・もの・しごと・会社」をつなぐ第5回『くみやま商工会フェスタ』が29日、久御山町商工会館敷地で2019年以来4年ぶりに開かれ、約1800人が来場。多くの家族連れらでにぎわった。
フェスタは久御山町商工会(西村好会長)の主催で2016年から開かれている。同会の活動内容や会員企業の魅力をアピールしたり、企業同士の交流を深めている。20年からはコロナ禍により3年連続で中止。地域との絆を深めようと、久々の開催となった。
オープニングイベントでは、チラシを持参した先着100人に「たまご」1パック(10個入り)をプレゼント。物価高を象徴する代表的な食材だけに、あっとう間に底をついた。
出た目に応じてパンや焼き菓子がもらえるサイコロゲームには長蛇の列ができたほか、A5ランクの国産黒毛和牛、米10㌔(久御山町産新米)などの豪華賞品が当たる抽選会では、事前に協力24店・事業所での買い物・利用で入手した抽選券を手にした多くの来場者がガラガラに挑戦した。
そして、子供たちも大いに楽しんだ。ものづくり体験コーナーでは、わりばし鉄砲、ハロウィン万華鏡、ヨーヨーづくりに夢中。陸上自衛隊大久保駐屯地の1/2㌧トラック、宇治警察署のパトカー、町消防本部のミニ消防車にも興味を示し、車内の装備を確かめたり、記念撮影を行った。
同商工会会員の団体・企業による模擬店では、アパレル製品、観葉植物、アクセサリー、コーヒー、たこ焼きなどが販売され、トヨタの燃料電池自動車「MIRAI」も展示。商工会青年部の焼きそば、同女性部のピザも人気を集めていた。
スペシャルゲストとして、地元出身のボクシングWBC・WBAスーパー世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗選手も駆け付け、子供たちとの記念撮影に笑顔で応じたり、会場内をくまなく巡って各ブースを紹介し、フェスタを盛り上げた。宇治署のブースでは俊敏性を測定するクイックキャッチに挑戦。成功率に応じて俊敏性年齢が出力され、意外な結果に会場が沸いていた。