中央公園まで「ナイトウォーク」初開催/久御山
ナイトウォークを満喫した親子ら

久御山町は1日、親子向けの『ナイトウォーク』を初めて開催。家族連れや友人連れなど、65人の町民が中央公園を目指して夜のまちを歩き、参加者同士の交流も深めた。
このナイトウォークは、同町が全世代が「歩く」ことをテーマに健康長寿のまちづくりを目指し、住民と企業・団体と行政が一体となって展開している「歩くまちくみやま」の一環。同公園の冬の風物詩にもなっているイルミネーション『クミナリエ』のスタートに合わせて開かれた。
出発地点は町内の4カ所。市田地区の「新珠城橋」、佐山地区の「いきいきホール」、御牧地区の「みまきこども園」と「楽生苑」。午後7時、自宅に近いスタート地点に集合した参加者は、反射材など光る物を身に付け、「歩くまちくみやま」ののぼりを持った役場職員の先導で同公園を目指した。師走らしい冷たい風が吹く中の夜散歩だったが、参加者同士が会話を弾ませて寒さを吹き飛ばすなど、約20~30分の道のりをそれぞれが楽しんだ。
公園に到着すると、住民団体の「KUMIDAN(クミダン)」が、身も心も温まる豚汁、ホットチョコレート、ホットコーヒー、みたらし団子などで参加者たちを労った。

イルミネーションにも彩られ、盛り上がったステージ

イルミネーションで彩られたステージには、「下大迫兄弟」と、家族バンド「わたるとかぞく」が冬の夜空に歌声を響かせ、参加者とともにイベントを盛り上げた。
参加した女性の一人は「散歩中に知らない人とのおしゃべりで仲良くなれた」といい、住民同士の新たな〝つながり〟も生まれた様子。「こうして夜に歩く機会はなかなかないので楽しかった。いいものですね」と笑顔を見せていた。
このナイトウォークは、今後も定期的に開催する予定という。

■クミナリエ 今年も点灯
夜の中央公園を幻想的に照らすイルミネーション『クミナリエ』もこの日からスタート。ソーラーパネルで充電した電気で自動的に発光する数々のソーラーイルミネーションがクリスマスムードを演出している。
クミナリエは、KUMIDANが2020年から実施。電飾の数を増やすなど、年々グレードアップさせながら今年で4回目。
準備は先月29日に完了。今回はステージ上に足場用の単管パイプをツリー状に組み上げた。この高さ約5・5㍍の〝ツリー〟を電球で飾り、頂点からは6方向に「つらら」を伸ばした。
ナイトウォークが開かれたイルミネーション初日、色とりどりの電飾が参加者らを包み込んだ。
来月中旬まで点灯されるという。
なお主催者は、やぐらには近づかないよう注意を呼び掛けている。