文化の殿堂、城陽市のランドマーク〝文パル〟の新春恒例・豪華な「正月飾り」が今年も正面玄関脇に登場し、来館者から注目を浴びている。
指定管理者の公益財団法人城陽市民余暇活動センター(井関守理事長)が「新春らしい雰囲気を」と、創意工夫を凝らして毎年、職員が手作りしている。
かつて、同センター総務部長だった西山和彦さんが長年、この飾り付けを担当してきたが、後進の育成に努め、本人退職後も若手職員が作業を継承している。
今回の「正月飾り」は年末年始のラスト休館日だった今月4日午前9時から午後6時ごろまで、8人の職員が分担して仕上げた。
職員らは事前に、京都市内の建仁寺や相国寺を巡り、天井に『龍(辰)』の絵が描かれているのを見て、ヒントを得た…と言い、高さ3㍍、幅3・2㍍のふすまに見事な龍の水墨画を描き、2匹の龍がにらみ合うような絵柄とした。
その前に、文パル敷地内で生育したツバキ、ナンテン、ウメなどをあしらい、購入した正月の縁起物のマツなどを加えて、正月らしい寄せ植えを飾った。
職員らは「おみくじ」も新調し、大吉・中吉・小吉・末吉・吉・平のほか、凶・大凶の8種類の棒が入っているので「ぜひ、今年の運試しを」と、来館者らに呼び掛けている。
この正月飾りのうち、寄せ植えは今月14日(日)ごろまで展示。その他は、さらにロングラン展示をするという。