京田辺市学校給食センター=草内禅定寺=の開所式と内覧会は25日に行われ、市関係者と来賓ら約40人が船出を祝った。
あいにくの雨模様はこの朝も続いて、屋内「研修室」でテープカットして幕開け。
上村崇市長は「無事に本日を迎えられたのは、地元・関係者らの協力の賜物。保護者の期待は大きく、成長期にある生徒の健全な発達を促す重要な施設。市立3校の生徒の完全給食、食育の拠点にもなる。稼働を契機に、より食育推進を」と式辞。
来賓の浅山尚紀・府山城広域振興局長(知事代理)は「京田辺の将来を担う子の成長に寄与する」、河本隆志・市議会議長は「アレルギー対応や、地元食材、旬のもの、季節の行事食に興味を持ち、安心して食べてほしい」と祝辞を添えた。
昨年10月に公募を行い400件超が寄せられた中から選ばれた愛称は「はぐくみ」。
考案した2人に上村市長が記念品を贈り、「地域全体で育んでいく」という思いを一つにした。
2階から調理工程を見渡せる見学通路もあり、衛生管理を徹底するセンター。
4月の新学期早々から市立3中学校で待望の給食が始まる。