公益社団法人京田辺市シルバー人材センター(竹村三津雄理事長)の植木剪定講習会は25日に普賢寺小学校で開かれ、会員約30人が春雨の中で技術向上に努めた。
1991(平成3)年設立の同センターは、自主・自立・共働・共助の理念を掲げ、運営の根幹となる会員拡大をアピール。
60歳以上の登録会員が8班に分かれ、一般家庭や事業所、公共団体から任される作業に従事する。
このうち植木剪定班(原一雄班長、38人)は家庭をはじめ、公立幼・小・中学など年間約1000件の作業に当たる。
技術向上、就業機会拡大、新規会員増につなぐ講習は、ベテラン会員が剪定技術と安全作業を後進に手ほどき。
会場提供でお世話になる地元校に作業でお返ししている。
数日降り続く春の雨は、この日も会員たちを濡らし冷えを誘うが、山間地に近い同校敷地に数多く植わる豊富な木々を手際よく枝切り・刈り込みなどし、きれいに整えていった。
Yの字に育つよう芽を切る…松の剪定も指導する原班長は「全員から声が上がり、これまで夏にやっていた講習をこの時季に前倒しした」と熱中症対策も施す。
同センターは毎月第3水曜日午前10時から入会説明会を開く(予約不要)。
会場は近鉄新田辺駅東徒歩すぐの事務所=田辺食田=。
個別説明も随時行っている。
問い合わせは同センター事務局℡0774‐64‐8822まで。