宇治黄檗学園（宇治小・黄檗中）の南側、東宇治コミセン横を通る急な坂を下りてくる自転車やバイクに安全を呼び掛けようと「自転車も止まれ」と記した危険予知の看板設置が14日、学校関係者らで行われた。
危険箇所は、木幡方面から府道を入り萬福寺山門へ向かう細道と、洛南病院・宇治カントリークラブ方面から下ってくる坂道が交差する宇治市五ケ庄の丁字路（Ｔ形道路交差点）。止まれの標識はあるものの、多くの自転車や車が停止せず走行する。
昨年冬、府が交差点中央部のカラー舗装を行ったが、目立った改善がみられなかったという。学校運営協議会でも話題に上り、地域の安全連絡会の構成員らが出資して、運転者に見やすい看板３枚を設置することに決めた。
同校では「歩行者優先がすぐ分かるようにと、警察には再三横断歩道の設置を求めてきたが、かなわず。地域の方々のご協力で、今できる最大限の事故防止策がとれたと思う。登下校中の児童生徒が安全に通れるよう、交差点近くではスピードを落として走行してほしい」と話していた。