模擬選挙で投票体験/井手小で主権者教育授業
本物の記載台と投票用紙で候補者名を記入(左)、投票箱も実際に使われているものを使用(右)

井手小学校(鐘築栄滋校長)で13日、「租税教室」と「模擬選挙」のコラボ授業が実施された。山城地区租税教育推進協議会と府選挙管理委員会の共催で、主権者教育の一環。6年生(36人)が、立候補者役の先生の演説を聞いて一票を投じるなどし、有権者への学びを深めた。
授業では宇治税務署の職員が、税金の種類などを説明。アニメ動画や、財務省主税局と「うんこドリル」がコラボレーションしたドリルを使い、税金が有る時と無い時の違いを学んだ。
選挙では、府選管事務局の職員が、選挙の基本原則や投票のルールなどを話した。
続いて、架空の「井手市長選挙」として、まちづくりをテーマに、立候補者役の3人の先生が演説。「スーパーを増やしたりバスなどの交通手段を整備する」元気ますおさん、「小・中学校の給食費、18歳までの医療費は全てタダに」と訴える快活つよしさん、「子供全員にスマホを無料配布」という活力みち子さん。
それらを聞いた児童たちは、実際に選挙で使われている記載台と投票箱を用いて、支持する候補者に一票を投じる模擬投票を行った。開票の結果、「元気ますおさん」が当選。児童らの拍手を浴びた。