「ポケモン」マンホール初登場/宇治
交流館「茶づな」で開かれた「ポケふた」お披露目会

宇治市内に初めて、オリジナルの「ポケモン」が描かれたマンホール蓋「ポケふた」2枚が設置されることとなり、お茶と宇治のまち歴史公園で18日、メディア向けのお披露目会が開かれた。観光の大きな目玉として期待が集まっている。
今回の「ポケふた」は、㈱ポケモンが、ポケモンを通じて日本各地の魅力を発信することを目的に、オリジナルのデザインを施した蓋を全国の自治体へ寄贈しているもの。今回の2枚を含めて国内に349枚あり、寄贈を受けた自治体としては京都市に続いて宇治市が府内2例目になるという。

宇治に初登場の「ポケふた」2枚

直径63㌢。外周に「うじ」の文字があり、1枚は黄色の枠に、茶席の朱傘と「まっちゃポケモン」の「ヤバソチャ・チャデス」が、もう1枚は黄緑色の枠に、茶畑と思しき場所を歩く「うさぎポケモン・ぶちパンダポケモン」の「ヒバニー・パッチール」が描かれている。
設置場所は、同公園の交流館・茶づなへ向かう路上と、朝霧橋東側の宇治川右岸にある宇治十帖像前の2つで、前者に「まっちゃポケモン」を、後者に「うさぎ&ぶちパンダポケモン」を置く。なお、本物のマンホールと違い、直下に水道が通っているわけではなく、路上を飾るオブジェとして、宇治観光の名物になることを期待している。
お披露目式で、松村淳子市長は「宇治はお茶とウサギにゆかりが深い街であると制作者には伝えていた。世界に1枚しかないポケふた。(小倉に今秋完成予定の)ニンテンドーミュージアムと合わせて周遊していただけるような観光の一助になればと思う」と話した。
この日の夕方、設置工事が完了した。数週間後には、スマートフォンの位置情報を活用したゲーム「ポケモンGO」で、アイテムを入手できる「ポケストップ」として登録される予定だという。