まち・ひと・組織のため 浸透を/宇治青年会議所設立55周年記念式典
立命館宇治高校書道部の11人が完成させたばかりのビッグサイズを披露する

一般社団法人宇治青年会議所(宇治JC)の55周年記念式典は22日、パルティール京都で開かれ、各地から集まった会員、来賓ら約200人がさらなる発展に期待を寄せた。
宇治青年会議所(JC)は1969(昭和44)年9月、京都JC協力のもと国内431番目に設立。
宇治市・宇治田原町・久御山町を活動地域とし地域への熱き情熱を胸に、発展に向け取り組みを繰り広げてきた。
現役会員とOB・OGらのつながりはぐっと強く、各界で活躍する先輩の背中を手本に、次世代は日ごろ、人格磨きに励んでいる。
地元の名士や市民を招き営む新春初釜、クリーン宇治活動での定期清掃、次世代の健全育成をテーマにする家族向けのイベントなど長年にわたり継続。
今回は「原点回帰!!夢を実現させる55周年」をスローガンに掲げ、セレモニーの準備を進めた。
式は、はじめに直近5年の物故者10人の冥福を祈る黙とう。
これまでの活動にかかわる人々に感謝の気持ちを込めたオープニングムービーの上映、立命館宇治高校書道部の部員11人によるパフォーマンスがムードを盛り上げた。
坂本達矢55周年実行委員長の開会宣言に続き、国歌、JCソングと斉唱。
JC宣言や綱領などを唱和し、心を一つに。

挨拶する矢野孝幸理事長

点鐘、そして理事長挨拶に登壇した矢野孝幸理事長は「コロナの影響で活動は難しかった。オンライン会議になり、まちをよりよくする運動も出来なくなり、青年会議所の魅力を伝えられなかった。もう一度原点に戻り、活動を展開したい。先輩の熱い気持ちを継ぐ」と強調。
中期ビジョン「まちのため・ひとのため・組織のため、という三本の柱」を伝え「メンバーにしっかりと浸透させたい。60周年に向け懸命にやりたい」と決意を述べた。
式のあとは、テレビでお馴染み「夢グループ」の石田重廣社長、そして丁々発止と息もピッタリ合うMCが親しまれる歌手の保科有里さんをゲストに迎えた記念講演があり、軽妙なコンビワークに盛んな拍手が送られた。
祝賀会は、宇治JCが復活に寄与した宇治田楽まつり実行委によるパフォーマンスが披露され、まつり囃子も最高潮。
乾杯を挟みマジ大道芸人ハマーさんの登場でさらに心和ませた志を同じくする者たちは「若い我ら」に熱く歌声を合わせた。