久御山の給食、お味は?/御牧小・保護者対象の試食会

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久御山町立御牧小学校(神村美貴子校長)で19日、1年生の保護者を対象にした給食の試食会が開かれた。子供たちが普段、学校で口にしている給食の味を確かめ、子供たちの給食時間の過ごし方も参観。調理過程の一端も学んだ。
同校PTA生活広報部(上田麻由部長)が毎年開いている試食会。コロナの影響で近年は中止されていたが、昨年から再開している。町内の各こども園、小・中学校では日々、地場産の野菜などを使った給食が自校式で提供されている。
この日のメニューは、子供たちに大人気のきな粉パンのほか、牛乳、キュウリのサワー漬け、ビーフン入り中華スープ。

子供たちの給食時間の様子を見守る保護者

保護者は、給食当番の児童が容器に盛り付けたり、おいしそうに食べる様子を優しい眼差しで見守り、その後に試食。「おいしい!」と声を揃えた。
給食で笑顔になる子供たちを想像しながら、日々の献立を考えている栄養教諭の小川美希さんは、給食室での様子を収めた動画を保護者に見せながら、調理の過程を紹介。食中毒を予防するために、加熱調理では85℃以上で加熱されているかを全てチェックしていることや、作業によってエプロンを使い分けていること、異物を見つけやすいように青色の手袋やラップを使用していることなど、衛生面で細心の注意を払いながら、安全な給食を提供していることを伝えた。また、「いつも炊き立てのおいしいご飯を出せるのが良いところ」と、自校炊飯のメリットも伝えた。
試食会に参加した女性は「きな粉パンがおいしかった」と、自身も小学生時代に食べていた味を懐かしんだ。また、「火を通したキュウリがシャキシャキと食感が良くゆでた感じが全くしない」と驚きの声も。そして「食中毒にすごく気を使って作っていただいてるのがわかった」と感心し、調理員の日々の苦労に感謝。同校のホームページに給食のレシピが掲載されていることに喜びの声も聞かれた。
小川さんは「勉強も大切だが、体のためには食べることも大切。家でも給食のことを話題にしてもらえたらうれしい」と話した。

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