車型ロボットどう動く?/田原小でプログラミング教室
プログラムした車型ロボットの動きを確かめる児童たち

宇治田原町立田原小学校(大西裕哉校長)で2日、6年生を対象にプログラミング教室が実施された。児童らは自動車型ロボットに自作のプログラムを送り、その動きを確かめた。
同町がふるさと納税を活用して取り組んでいる「未来挑戦隊チャレンジャー育成プロジェクト」事業の一環。講師には、IT KiDS㈱=東京都=の鯖戸雄太・武蔵野緑町教室長らが招かれた。
鯖戸さんはまず、日進月歩で進化するIT技術を説明。生成AIのChatGPTを使い、「ラーメン屋に連れていってもらうには?」など児童らの質問にAIが答える様子を見せた。
プログラミングは、一定の命令文が用意され、それらをブロックのようにつなげるとプログラムが出来上がるパソコンソフト「スクラッチ」を使った。
児童らは鯖戸さんに教わりながら、まず、画面上のパンダの画像を動かす命令文を作成。慣れたところで、1人に1つ用意された車型ロボットを動かすプログラムに挑戦した。
発進、超音波センサーを使い障害物から一定の距離で停止、バック、左折までの一連の流れを、複数の命令文で組み立て、できたプログラムをロボットにケーブルを通じてアップロード。切り離してスイッチを押し、その通りに動くか確かめた。
中にはいち早く応用し、プログラムを書き換えてスピードを速くする児童も見られた。
鯖戸さんは、「プログラミングは、いろいろな生活で欠かせないものになる。興味を持って取り組んで」と呼び掛けた。