児童らハツラツ夏の交流/京田辺「チームでこぼこ」大運動会
巨大なキンボールをチームみんなで相手陣地に叩き落とせるかな

ミライロ(京田辺市立南部まちづくりセンター)を拠点にする「チームでこぼこ」主催の『大運動会』が20日、田辺中央体育館アリーナで行われ、市内在住・通学の小学1~6年生41人が元気いっぱい心身を躍動させた。
市が後援、同志社大学ボランティアサークル「ARCO(アルコ)」と地域交流活動を展開する同大サークル「G‐Link」が協力した。
「でこぼこ」は現在、小学6年~大学院の小中高院生の合計9人で構成。
これまで月刊新聞の発行や、「お化け屋敷」の企画・運営、上村市長をインタビューした記事を掲載するなど発想豊かに活動している。
昨年度の市主催「きょうたなべ政策グランプリ」で最優秀賞を受賞したアイデアが「でこぼこ大運動会」。
地域・学年の異なる児童が集まり友達を増やそう―の狙いがある。
「必ずしも足が速い子が勝たない」ユニークな競技を盛り込み、赤・青・黄・緑の4チームに分かれた団体戦を主にコミュニケーションを深めた。
同体育館で今年3月に初回を行い、児童40人がメンバー考案の競技を満喫。

でこぼこスタッフが競技の内容を分かりやすく説明する

2回目となる今回は、低・高学年に分ける「障がい物競走」をはじめ「全員リレー」「キンボールバレー」「オセロめくり」などを並べた。
初回を上回る応募があり当日は41人が一堂に会し、スタッフ・大学生有志の約25人が運営を担当。
選手宣誓・準備体操もしっかりと、チームごとに自己紹介・ミニゲームでアイスブレーク。
キンボールを相手陣に落とそうと懸命な「つなげ!どデカボール」で幕開けし、参加児童は一気に心の距離を縮めた。
網をくぐりボールを的目掛けて転がしてケンケンパのあとゴールまで駆ける「障がい物競走」でチームメートの盛んな声援を浴びた。
すべてのプログラムを終え、フリー参加の交流会も。
武市太陽・でこぼこ代表(莵道高)は「他校の児童同士で交流する姿に手ごたえを感じる」と強調する。